ぅおりゃっ![体を右側へ強引に倒しつつ、左側面向けて半身を捻る。 左腕は脇を締め、更に肘を後ろへ回すようにして穂先を左斜め上へ旋回させる。 もっとも狙いは斬撃ではなく、しなる柄で相手の脇腹付近を打ち据えること] へっ、どうだ![相手に間合いまで踏み込まれた代償か、左の下腕が裂かれ紅が伝う。 それでも、槍使いの不敵な笑みは変わらず、右手を砂に着くと、立ち上がる勢いで後方へ跳ね間合いをとった*]