[二階に下りると廊下でハインリヒとブリジットが話していたか。取り込み中みたいだから声はかけずに6の部屋へ。
床に下ろしてもらってライヒアルトにお礼を言う。
石化したオトフリートに黙祷して。
薬のアンプルをハインリヒが持ってるなら声をかけないといけないけど。]
薬って注射なんだ。
[眉を寄せる。]
怖いんじゃないけど。ね、ライヒ。注射、あなたが先にして。
[ライヒアルトの天鵞絨をじっと覗き見て。
見てないと自分は打たなくて取っておくのではないかと心配で。]
一緒に生きるんでしょ。
[ライヒアルトが先に注射をすれば、注射の針から目を逸らしながら注射を受ける。]