やったぁ……ぅにゃっ!?[走る皹に歓声を上げていると。ぴきぺきぱき――どっかん。見事に空中分解したスイカは適当なサイズになって四方に飛び散った]むぐぐ。[顔に向かって飛んできたのは齧りついて受け止めつつ、自然落下していくおなご一匹。他の欠片はどうなるのか、目で追いかける程度の余裕はあるようだ。余裕ではなく、好奇心に負けているだけかもしれない。が。]