― 廊下→浴場 ―[視線の高さを合わせられ>>106、間近で父の瞳を覗き込んだ。後悔に濡れる瞳は、どうしてと問われて伏せられる]だって、出来ることをしなかったんだもの。まだ終わらないんだよって言えば良かった。そうしたら、あんな……見せつけるような殺され方しなくたって良かった、はず。[首のない遺体を鮮やかに思い出して、ぐっと口を押える。堪えていれば頬についた紅も拭われ、頷いた]うん。このままじゃエーリさんにも申し訳ない、ね。[きっと喜ばれはしないだろうと、生前の彼の言動に思いを馳せて浴場へ]