―中央広場―
[ミハエルの母の大地の味>>91=お母さんの味、と受け止めて。
そんな風な味になったのならよかった、と真逆の感想を受け取った。
エーリッヒの感想には>>92素直にこくりと頷いて。]
それじゃ、少し赤い粉か、黒い粉をを入れてみようかな。
…あ、ごめんごめん。
[と再び思考の海に沈む前に声をかけられ、紙袋を二つ分渡しておいた。一つはミハエルの分だ。
そうしてどのくらいの量を入れようかとか考えていたので、兄妹の微妙な会話には、不幸な事に気づく事が無かった。
ふいに聞こえた「オドリグイ」の単語は、逆に知らない言葉だったので内心首を傾げたが、ミハエルに尋ねるタイミングを逃してしまい。
後で誰かに聞こうかな、とかそんな事を考えていた。]