―外―[村の喫茶店から破壊音と絶叫>>108が漏れ出す頃]……ふ、現実などにうつつを抜かすからだ。愚か者め……[たまたまそこを通りかかったベクトルの違う変態は、店を見上げて呟く。嘲るような言葉を吐きながら、フードから覗く口元の笑みはどこか寂寥感すら漂っていた。惜しい男を亡くした、とでも言わんばかりに]なに、心配には及ばないぞ友よ。俺は決してああはならないからな……[そしてもの言わぬ苔にぶつぶつと話しかけながら、店の方へ戻っていくのだった**]