―保健室―
一之瀬さん、ごちそーさまっ。
[コップに残っていた紅茶をこくこくと飲み干して、諏訪と同じく机に置いた。
諏訪の余裕を感じさせる笑みには、こういうときでもゆがみないな、と感心してしまう。
ディスプレイがついていたという言葉には首を振ろうとして、続く言葉に「心読まれてる!?」と思った。]
LiGのシスメ、ねえ。
……なんか俺、こんな設定のRP村、知ってるよ……。
リアル人狼、とかいって、さ。
あのさ、皆と、合流した方が、よくね?
……きっと、帰れてないよ。みんな、どっかにいる。
[そう、人狼に関する二次創作にはよくある設定だった。突然巻き込まれ、殺し合いをしなくてはいけない。でもまさか、とは思う。しかし何故か否定しきれない。]
(俺、ひきこもりすぎて、頭、おかしくなったかな)