ああ、ボクも着替える、けど。
[春>>117が示す王子の衣装らしき其れに軽く凍りついた。
白いシャツの襟元にはレースだかフリルだかがついている。
次の瞬間に苦い笑みを浮かべふるりと首を振るう]
春がジャージなのになんでボクがアレなんだよ。
――…そうだな、春があのドレスを着るなら考えても良い。
[口の端を吊り上げて悪戯に笑う。
王子の衣装と対なのか豪華な姫の衣装が其処にはあった]
ま、冗談はこのへんにしとくか。
[携帯とメモを取り出して手にした衣装は神官のものか。
白衣に濃紫の袴を纏いきつく帯を締める。
和装は試合の前を思い出させ気を引き締まらせた。
懐に携帯とメモを仕舞いこんで春と共に演劇部部室を出る]