[振り上げた太刀に返る手応えと、紅いいろ。痛みはあるが、今は、高揚感がそれに勝る]……ま、そう言っていいんじゃねぇの?[捉えた呟き>>127に軽い口調で返しつつ、刃を戻して後ろに飛び退く。このまま畳みかけるには、今の一閃は大振りすぎた。ならば、一度態勢を整えるべき──というのもあるし、何より]久々、真っ向しょーぶも、悪くねぇしな。[普段は相手にしているものが相手にしているものな事もあり、搦め手が当たり前。だから、真っ向打ち合える機会、というのは青年にとっては稀少なもので、だから]