― 図書室 ―
[問い掛けに返るのは肯定の意>>125
そうして、手伝いを頼まれて改めて目の前の湯治客を見る。
確かに、右と左では明らかに様子が違うのは見て取れた、だけど、確認しただけで、それ以上は触れない]
ん、それくらいならお安い御用、だよ。
[手招きにこちらに来るのを確認して>>126、手袋を外そうとしながら問い掛けに答える]
ちょっとばかり煩いのがいるから……
[その「煩いの」が彼が世話になっている宿の娘とまでは言う気はなかった、が]
………あ、見つかった。
[こちらに向けられた声>>128に、しまった、とでも言いたげに軽く舌を出して片目を瞑って、笑う]