─玉泉への道─[>>134差し出された手を震えながら掴み。視線は下がったまま、ライヒアルトに促されるままに歩き出す。その前に、一度足が止まるのに気付くと、ゆっくりと視線を上げた。カルメンとブリジットの姿が見えたが、震える唇がもごもごと動いただけで、またゆっくりと視線を地に落とした。]