……さいですか、と。
[頬を染める様子に、はー、と疲れたようなため息一つ]
ま、衰える余裕なんて、与えてもらえねぇんでね、俺は。
……っつーか、跪くシュミとか、ねぇっつーのに。
[続いた言葉を織り成すのは、皮肉めいた響きの声。
だが、それはすぐさまいつもの調子に戻り]
Reine Luft……Anfang.
[紡ぐのは、糸の目覚めを促す言葉。
蒼は、唸りを上げるチェーンソーを見、それから、真紅を見て。足は未だ、獣のまま、駆け出す。
獣化と糸の同時行使──それは、かつては成し得なかった事。
獣の瞬発力を生かしたまま、一気に距離を詰めて解き放つのは、乱舞を呼び起こす、言葉]
Schneiden Sie es, und werden Sie die scharfe Klinge!