[アーベルの呟きが聞こえ、ナターリエとそちらとを再度見比べる。何かひっかかるものがあるらしく、アーベルの言葉だったのもあり、自分の中にもそのことが残ったエルゼリートからの言葉ですぐにそのことから意識ははずれたけども]うん、案内、するよ……[アーベルが着替えた方がと、その言葉にも頷いて。少しおぼつかない足取りでエルザを先導するように部屋からでようとした。歩きながら胸が痛むのは痣のせいだけでなく、その心のうちも]