[抱き締めた仔狼の毛並みを撫で、彼を解放する。ふわりと身を離した時、ピアノの音>>147が身を包むように鳴り響いた]ヘルムートも、ありがとね。[彼に一番苦労を強いたと思う。けれど、謝罪は自己の在り方の否定に繋がってしまうから、代わりに感謝の言葉を彼へと紡いだ]