……恐らく、は。
[納得する態>>146にこく、と一つ頷く。
白花咲く黒蔦の導く迷いの森は、この辺りでは神魔の伝承とも結び付けられているもの。
近くの村まで出向けば、それを知るのは容易い事]
[向けられる感謝の笑みには、ふる、と首を横に振る。
村に行って、という言葉に、どうやらこの場は収まりそう、と思った矢先に名を問われ。>>147
ひとつ、瞬いた]
……ユーリ。
[間を空けて、小さく紡ぐのは通り名。
『女神の娘』ユーリア、『魔王の子』ユリウス。
そして『神魔』ユーリエル。
全ての名に共通する音を連ねたそれを、そ、と告げて。
同時に、告げられた名を刻み込むのは、常の事]