―住宅街・アヤメの家―怪我、だから大丈夫だと…思うよ。うん。処置してるから離れられない、とかじゃないかな。[死んでないなら、とは続けられなくて声が不自然に切れかけた。希望的観測も含めて続けながら頷いてみせるが]…あーっと。俺、隣からケーキ取ってくるね。[自分でも説得力がイマイチに思えてきて。話題を誤魔化すみたいにノブの家に向かおうとした]