………遅いな。…大丈夫かな、アーベル。[学者と会話しながら、自分の分もと頼んだ幼馴染が来るのを待っていたのだが。なかなか姿が見えないのに、少し案じる色を浮かべた。捕まって自分達の分まで説教を食らってしまったことは、こちらも案じたことだったが。一気に噂が広まりそうな事は流石に予想すらしているわけもなかった。]