[暫くすれば薬の効果で熱も徐々に下がりはじめる。熱による眸の潤みも薄れて視界も戻りつつあるがそれでも白い靄のようなものは視界から消えてはくれない。目を手で軽くこする。それでも変わらずにあるものは他の者にもみえるのだろうか。さすがに聞くのは憚られ、やや視線下げるのみにとどめた。アレクセイの声>>159が届けば顔をあげる。良かったとも悪かったとも判断つかぬから複雑な様子で]アレクセイさんにも聞こえたんですね。[大広間に残る者の他にベルナルトやジラントにも聞こえたらしいことを口にした]