そろそろ木苺がなっているかと思ったんだがまだ少し早かったみたいだ。[用事と言えるか如何かもしれぬ答えをロランへと紡いだ。少し奥へ行けば実っているものもあるかもしれぬがさすがこんな時に森の奥へ入るのは躊躇われたよう]――嗚呼、いいところに来たな。[レイスが現れれば、足場の悪い場所で車椅子を支えるカチューシャを目で示し]そちらに手を貸してくれると助かる。力仕事は男の役目、だろう?[悪戯な笑みをレイスへと向けた]