―宿屋―
[ゲルダの視線も薄笑いで受け流していたが。
続いた言葉に表情が消え、海に居る時のよな鋭い目つきになる]
遊んでたら、今ここに来てねぇよ。
[低い声は恫喝にも近く。けれどすぐに目を閉じて]
仕事で来てんだよ。
外れの別荘に確実に手紙を届けてくれってな。
何だか返事も届けてくれって追加依頼になっちまったけど。
[再び開いた時には、他と話すよりはぶっきらぼうであるが、普段の調子で続けた]
お、さんきゅ。
いい香り。美味そうだな。
[料理を持ってきてくれたリッキーにも笑いかける。
何か言いたげにも見える表情には笑ったまま首を振った]