―館二階・廊下―[ナタルの言葉に、ゲルダの様子と見比べて]むぅ〜、ナタは頭がいいの〜…[どこか確信めいたものを感じさせるその様子にそんな感想の言葉を述べた。確かに秘宝を持ち出すためならば、手段を選んでいられないと、その言葉は説得力が大きく感じられた]まるで〜、なんだか知ってるみたいなの〜[それは褒める言葉のつもりで、別段疑ったわけでもないのだが、ふらふらっと他人には真意の読み取りにくい自分は誤解を与えたかもしれない]