[ここではあまり会話をしたくないのに。
どうしてどうしてと、いつまでも会話を長引かせる一之瀬先輩がうざい。顔をしかめる。2人きりだったら、いくらでも話したけれど]
…………。
[無言でしばらく考えて。
肩の力を頑張って抜いた]
別に、特に絶対だっていう確信があったわけじゃありません。……変じゃないですか。あの先輩、日本語、おかしいのに。掲示板で日本語が出来なきゃお話にならないゲームやってたなんて。
だから、人狼PLっていうのは嘘で。オフ会にもぐりこんでる主催者側の人なのかなって思ったんです。このゲーム、狼がまず乗らなければ、始まらないですから。狼に主催者側のサクラがいるだろうって、そう考えただけです。
[怖い。怖い、怖い。
震えるな、声。ここで復讐にって殺されるかもしれない。
背後の鏡の中で、金髪のあの人が高笑いしてる気がする。
でも、どうせばれるならここではっきり認めて。
SG要員として襲撃を回避できる道を探したほうがいい]