そうですか…確かに何もありませんでしたよねぇ…[孝博から改めて聞かれて、労うように笑みを浮かべた後、軽く目を閉じる。村にいることからそれこそ咲かせてはならないと。それこそ呪いのように聞かされてきている。村の住民なら多かれ少なかれ聞かされているだろうが]伝説でも現実でも。死者がでたことに変わりはありませんが、ただ実際問題として…ここ、凄く田舎でしょう。電話自体が限られた家しかないのですよね。携帯も繋がりませんしこの旅籠にはありましたっけ?[利吉に言葉を返しながらも孝博に聞く。]