……俺。多分、ひとりだったら、終わりにする事も、こうやって、立ってる事も、多分、できなかった。……ライヒアルトさんが、ちゃんと聞いてくれたから、その先に進めて。生きる事、諦めないでいけたから……。[支えをくれたのは彼だけではない、けれど。折れかけていた気持ちを、前へと向けてくれたのは間違いなくあのやり取りだったから]……ほん、と、に。ありがと、ライヒアルトさん。[そ、と紡ぐのは、感謝の言の葉。それから、少年は微かに蒼を伏せ]