これから、どうするか、とか。全然、浮かんでないんだけど。……生きる事から逃げるのだけは、しないです。[言いながら、手を伸ばすのは亡骸の握る十字架]……これ、もらってきます、ね。決めた事、忘れないように。……ここであった事、忘れないように。[縁として縋るのではなく、忘れぬための楔として。先の事はまだはきとは見えていないけれど、ここで暮らし続けるのはできそうにないから。この地を離れる事になっても忘れぬように、形のあるものが欲しかったから。**]