[返るのは是の頷き。緊張のためか、傷を受けた両手が僅かに疼いた]この、中に。[思わず談話室に集まる者達を見回す。被害を受けた者を、老尼僧の傷を間近に見たのは他でもないマテウスだ。団長の話を否定し切る要素は持たず、団長が為そうとしていることについても理解は出来る。理解は出来るのだが]─────………[殺しあえ、と。言葉にするエーリッヒ>>194の声にハッと我に返り、視線がそちらへと向かう。その隣には愛する娘。疑うべくも無い我が子]