─ユリアンの家─[同じようなことを言うユリアンには、きょとんとした後くすくす笑って。]そんなことないよ、ユリアンは優しいし。うん、それじゃユリアンが良ければ行こう?[そういって首を傾げたところに聞いたエーリの言葉には、へ?と間の抜けた声を上げたあと赤くなって頬を押さえた。]やだ、な。エーリ、お世辞も程ほどにしないと、だめだよ。[そういったものの、真っ赤な顔と上ずった声では制止にもならなかっただろう。]