―― 篝火そば ――[ユーリーが洋梨の果実酒を飲むところはじっと観察する。 彼の喉仏が動いて、頬が綻べばうっしと喜び酒を呷る。 ロランの腹の虫が聞こえてしまって]そろそろじゃないかな。[そんな風に喋っているころ、ミハイルの姿が見えた。 だいぶ軽くなった瓶を振る]いやー、いいってことで。お先にはじめてます。おつかれさん。