>>205 ミッキー
[ドアの開く音と大声に眉をしかめて]
おやおや、騒がしい坊やがまた一人。
イストーのお屋敷の、ミッキー坊やだね。
……馬鹿におしでないよ。婆だって、何でもかんでも忘れてるわけじゃないさ。
なんでここにいるかって? 決まってるじゃないかね。
あのお話は知ってるだろう。そう、むかしむかし、この村に狼がやってきたときのこと……
……ほら、旅人さんが焼き芋をご馳走してくれるよ。
それとも坊やたち、お腹は減ってないのかな。
[ミッキーとリックのやり取りをニヤニヤと眺めながら、火のほうへ歩いていった]