ああ、同感だ。
手際の良さに見惚れてしまうね。
[イヴァンの言にクツクツと笑う。
マクシームは如何だ、と緩く其方に視線を向けるが
イヴァンの視線は意味ありげに別の場所へと向けられていた。
何言うでもなく表情を緩めそれを見遣り]
――…く、はは。
もっと、か。
随分甘いなぁ。
[幼馴染の目元に朱が混じるをみてそんな感想を漏らした。
樽の話となれば、頷いて]
それくらいならお安い御用だよ。
ああ、分かった……、秋には用意しておこう。
[広場にやってきたミハイルの表情の暗さには
不思議そうに首を傾げるもひら、と手を掲げて歓迎する]