……それにしたって、失礼ですわ。聞きたいこともありましたのに。[苦笑いを浮かべるハインリヒを見、頸を横に振った。先に目覚めているなら何か知っているのではと思ったのに。外に出る為の、何か。]……、――だ、大丈夫よ。[背を擦られると何処か落ち着かなさそうに眼を逸らした>>211]――そう。では 私にもミス、は要らないわ。ブリジットで結構よ、…ハインリヒ。――…扉が開かないなら、此処に居ても仕方が無いかしら。