[なんだか楽しくなってきた。目の前の頭を撫でたら怒るかなどうかなと悩みつつ。
安心しきって、思わず口を滑らせた。]
あのな、さっきの私の馬鹿な妄想を聞いてくれるか?
……あの“箱”のシスメを見たとき、私たちはリアルで殺し合わなければと思ってしまったんだ。
漫画の読み過ぎだよな、はっは。
でもなあ、そんなことさすがにないよな?
ゲームはゲームだろ、死んだって、システム的な判定で、最後にはエピでみんなと会えるんだ。
それに、役職が振られているならダミーはどこだ?って感じだもんな。
何の確証もない妄想にやられてしまったのさ。
くくく……、馬鹿だろ?あっはっは。
[彼の肩をぱしぱしと叩きながら。]