─ 湖畔 ─[肩を叩く感触に、は、と一つ息を吐く]そうですねぇ……事態は一応、解決しましたし。あるべき場所、あるべき時へ、帰りませんと。[この消耗具合だと、しばらくは虚に籠もるようか、などと考えつつ]……俺は、最後に後始末をつけてからじゃないといけませんから。皆さん、お先にどうぞですよ。[言いながら力を集中させ、それを無限鎖の銀の輪に宿す。あるべき時間へ還るための道標、それを人数分創り出して各自の許へと飛ばす。*]帰り道は、これが示してくれるはずですから。