…?[口ごもるハインリヒを不思議そうに見る。>>252]…でしょう?――治す為に…此処に居るのだもの。[何故だか苦い笑みを浮かべるハインリヒへ返す言葉は“薬”を信じているととれるもの。読み上げた数字はまだ低いもので何処かほっとしたのも事実だった。ふと、伸ばされる手に ]――な、何… っ [頸元を庇うように手を翳した。近かった所為か、うろたえたように]っ、不躾よ…![声を投げかけた時には既にハインリヒは離れた後だったか。少しだけ目元に朱が注した。]