―宿屋―[エーリッヒとロミが手を繋ぐ様子を見る目は少し、柔い。そのままゆっくりと道を歩み、やがて宿屋に着く。自警団員の姿が入り口に見え、少し眉を寄せた] …な、なんでも、ない、よ[物騒めく空気を否定したいのはロミの為だけでもなく。扉を開けば見知った顔がいくつも見え、会釈をした]