─ 広間 ─[エーファ>>257やオトフリート>>277に声をかけられても理解できず、幼子がいやいやをするように首を振ったかもしれない。その後は泣き疲れて放心していた。何かを考える気力もなく。ビルケの身体が冷たく硬くなっていくことに気づいたころには、窓外は暗くなっていただろうか。自分の手足も痺れたように感覚が遠かった。] (とむらい、を) (ビルケの弔いを、しなければ……) (できるのは、ぼくだけだから。)[そう考え、やっと立ち上がった。よろよろしつつも、ビルケの亡骸を抱えて大浴場へ行く。]