少なくとも、地元民ならそんなコトは考えねぇだろ。でなきゃ、なんのために櫻木や葛木……それに、西行院が色々と伝承伝えて、祭りやってんのかわかりゃしねぇ。[榛名に返しつつ。どこか不安げにも見える様子に、元気付けるように肩を叩こうと手を伸ばしつつ]いや、確かにそれって真理だけどな。何も起きてない内から、暗くは考えたくねーぜ、やっぱり。[予測もつかない、という利吉の言葉に、僅かに苦笑する]