―雑貨屋―
諦めてちょっとは折れちゃえばいいのに。
[頭をかく様子>>301に、困らせているのは分っているものの。
とはいえライヒアルトのように黙っているような性格でもなかった。
軽く無茶も言いながら、
そういえば、どうしてアーベルは出て行ったんだっけと。
ふと考えた所で次の言葉が返ってきて、思考は一旦切れてしまった。]
そっか。ライは相変わらずだったでしょ。
おじさんたちもきっと喜んでる。
[今自分と同じ仕事をしていた人らの事は、遠い記憶の中にも印象深く残っている。
真っ先にそこへ行った事には、穏やかに笑んで。]
あら、大変なのは私じゃなくてアルだもの。
大丈夫大丈夫、体丈夫になって健康になるよ。みんな喜ぶし。
[知ってかしらずか、もう一人と似たような軽い言葉を笑みながら返した。]