―雑貨屋―あら、そういえば今どのくらいだったかしら。[イレーネの言葉を受けて、その子の宿る場所に視線を遣る]わたしの作品でよければ、お祝いとして贈らせてもらうわ。あなた方にはいつもお世話になっているし。[持ってきた人形への感嘆を受けて、微笑みながらそう告げ。はた、と手を打った]そうだ。後でまた、工房にお伺いしてもいいかしら。銀の粉があれば分けていただきたいのだけど。