多少どころか随分楽になったよ。[落下に抱え込んだ儘の片腕で少女を支えながら身体を起こす。笑みを浮かべる儘の蝶>>320へもう一度視線を投げながら]…どちらにも属さない、空気の流れに従う儘の、かな。[くすり、小さな笑み声と共に落とす。人の悪い笑みと共に遣られた言葉にも表情を変える事なく、ただ首を傾げるだけの動きを見せて]残念ながら、俺の娘ではないよ。可愛らしい姫君だから、連れてきただけさ。[変わらぬ微笑から紡がれるのは真意の見えぬ言葉]