[滲み出た直後は気配無く。声かけしにようやくそれは乗る]そうか。ならば私と少し遊んでは貰えぬか。なに、命を取るなどと言う危険なものではない。この場に於ける暇潰しだ。[言葉を紡ぎながら、その両手には気が取り巻き、一対の籠手を作り成す。それを掲げるように青年に見せ、場にそぐわぬ柔らかな笑みを向けた]