[紡がれた言葉に僅か虚空へと朽葉を逸らし、ふ、と息を吐く]
…愉しい、か。
貴女も俺には理解できない人種みたいだ。
[異能、と弧を描いた唇。
苦笑染みた笑みを口端に乗せて、首を傾ぐ]
貴女も似たようなことをしたでしょうに。
[地を蹴り軽く舞った相手の体。
応じるかに、けれど数瞬遅れて、後方へと地を軽く蹴る。
眇めた朽葉が動きを捉え、腹の前に両の手を重ねて右足を受け止める]
…結構、重いな。
[呟きと共に自身の体を更に後方へと向けて『飛ばす』。
其れと同時、滞空していた短剣が刃を相手へと定めて。
真っ直ぐに狙う先は彼女の右肩]