─回想・冷凍睡眠装置安置所─[後ろで呟かれた長髪の青年の声(>>274)はもちろん私にも聞こえてきたが、特に反応を返すつもりも無かった。][そうして私は皆の話を少し輪から離れたところから聞いていたのだが、『園芸家』を名乗る青年の名前にぴくりと反応し、]……ああ、何処かで見た気がすると思えば。色彩狂いの変人学者か。[ぽつり呟く。それが彼の耳に届いたかは知り及ぶところではなし。]