[知らず、ちょっと声が低くなった。 ちょっとだけ下心が滲む声]ねえ、キリル。じゃあ、って言うわけじゃないけど。お願いがあるんだ。もっと近くで顔を見たい。ここを開けてもらえないかな。ちょっとでいいんだ。ああ、そうだ。渡したいものがあるんだよ。それを渡すまででいいや。