―二階―ゲルダもそこにいるのね。[青年の言葉に>>392新緑の瞳は静かに感謝を伝えてから傍の扉へと視線を動かした。壁に手を触れながら歩いていたせいか茨で手にうっすらと白い線が走っていた。幸いにも血は滲んでいなかったけれど気をつけなければと感じた。]