[リッキーがフーゴーの代わりにカウンターに入るのを見ると、ゲルダに今誰もついていないことに気づく。
それにカヤについているだろうクロエのことも気に係り。]
リッキー、簡単な食事と湯冷ましを用意してもらえるか。
あぁ、食事の皿は二つに分けてもらえるか。
[言外に、クロエとゲルダの食事だということを伝えると、リッキーは承知して食べやすい大きさのサンドイッチをいくつかとその取り皿、湯冷ましの入った水差しの乗ったトレイを渡してくれ。
それを持ったままダーヴィッドの方を向き声をかける。]
すまない。俺は、しばらくここを離れないつもりだ。
あんたは、好きに戻ってくれ。