[涙を拭ってくれた優しい手も、言葉も。] うん、……嬉しい。けど、恥ずかしい。[消え入りそうな声で言って、赤くなった顔を左手でおおった。身動ぎして緩んだ腕。離れがたく思うけどそっと離れ。] 三階と、繋がったのかな。[二、三歩離れて掌で熱い顔を扇いだ。]