これくらいの栄養すぐ使わせられちまうんだから、俺は。
少しは太らせてくれたって、誰も泣きゃしないよ。
[大事そうに一つ目のプディングを齧りながら、オトフリートに異を唱える。ニョッキはイレーネが感想を漏らす前に、既に口にしていた]
だな。超美味かった!
…まぁ本人はそう言っても、ランプなんぞほとんど縁の無い俺が耳にするくらいなんだから、すごいんだろうさ。
キレイなのか…なんだろうな。おかげでランプの注文がさっぱりなんてぼやく親方にゃ、繊細でキレイなランプなんて到底無理な話さ
[オトフリートの親方評には、頭に再びバンダナを巻きながら口を尖らす]
腕の良さは、あるに越したことはないけどよ…
…見習いに対する態度の方が、俺には重要なんだけど。
って、まさかシスター!…本気じゃないだろ?
[自分の分だけチーズケーキを作らないなんて笑って脅すシスターに慌てて縋る目をし、がたがたと何やら音が聞こえてくるような気がしたから暫く上を向いて首を傾げていたが、じき男が下りて来た]
ん?あんたも見た事あるような…ハンスとかいう作家サンだっけ?
[自己紹介を耳にすると]
あ、やっぱり。シスターんとこに取材に行ってなかった?