―三階/休憩室―そうだったんですか。私も少しだけ教わったんですよ。ありがとう。[交代してもらえれば、後はもう周囲が見えなくなった。本来のようには指も動かないけれど、少しずつ慣らしてゆく]エチュードは無理でも…。[右手の布は手首の方まで引き上げられて。傷も見えているが気にせずに指を運ぶ。流れるのは聞いたことのある人も多いだろう夜想曲]