[幼馴染からもミハエルの事を聞いて。
何処か自分達とは纏う空気が違うことを少年から感じながら、
娘は、そうなんだ、と相槌混じりに娘は返事を返す。]
そうだね、行かなくちゃ
ずっと待ってて呉れる様子でも――無かったし
[クロエと共にカルメンの人形を眺めながら
どうしようかとも訊ねたりしているうちに好い時間となり。
待たせてしまった面々に詫びを入れながら自衛団の詰め所へと向かうことになる。]
じゃあ、行って来るのだよ
カルメンさんとユリアンはお互いにいい商談にまとまる事を祈ってる
[付いてきて呉れるライヒアルトにお願いした途端、
イレーネの話を思い出しながら娘は、]
白雪色に染まる髪、綺麗にライヒ君にも似合うと想うのだよ?
[心配を掛けさせるかはともかく、娘は想った事を口にした。]